花粉症とは花粉が原因で起こるアレルギー疾患

花粉症は花粉が原因で起こるアレルギー疾患の一種です。鼻水や鼻づまりくしゃみなどの風邪に似た症状があるアレルギー性鼻炎や、目のかゆみや充血などが生じるアレルギー性結膜炎がよくみられます。
1960年代にスギ花粉症が報告されてから増加の一途をたどっており、今では国民病ともいわれています。

花粉を体の中に入れない工夫を
花粉症の治療法には、薬物療法、手術治療、特異的免疫療法などがありますが、現在のところ、完治できる治療法は確立されていません。
そのため、症状を緩和するには、花粉全寄せつけないのが一番の対策です。外出時にはマスクやメガネを身につけ、戻ったら家の中に花粉を持ち込まないよう、服についた花粉を払ってから屋内へ入りましょう。うがいや洗眼も効果があります。また、部屋の換気は窓を小さく開けて短時間にとどめるなどの工夫も必要です。

免疫力を高める食生活を心がける
近年になって増加していることから、環境汚染、ストレス、食生活の欧米化などが、花粉症を悪化させる原因と考えられています。つらい症状をさらに悪化させないために、ストレスケアと栄養バランスのよい食事で免疫機能を正常に働かせましょう。

免疫の過剰反応で、体がつらくなる鼻がムズムズ、目がかゆいーー
その理由は免疫にあります。通常、体はウイルスや細菌を敵とみなし、鼻水や咳などで体外に出すように働くのですが、花粉までも敵とみなすのが花粉症です。頭痛やかゆみが起こる人もいます。
症状をやわらげるためには、まずは免疫機能を整えるビタミンBを。
炎症やかゆみを抑えるビタミンCもおすすめです。腸が免疫機能にかかわっているため、乳酸菌など腸内環境をよくする食べ物も効果的です。