乳酸菌の働き

乳酸菌は糖類を分解して乳酸を作る細菌の総称で、その種類は200以上です。ビフィズス菌、ブルガリア菌、ヤクルト菌なども乳酸菌の一種で、ヨーグルトなど発酵食品の製造に利用されています.腸内細菌としては、大腸で、難消化性の糖質を分解して短鎖脂肪酸(酢…

体のかゆみは、体の不調が原因の場合も

かゆみとは、「引っかいて皮膚についた刺激物や違和感を取り去りたい」という皮膚感覚のことです。じんましんやアトピー性皮膚炎、いわゆる主婦湿疹(手湿疹)、虫刺され、水虫などでは、強いかゆみを感じます。皮膚に存在する肥満細胞と呼ばれる細胞から分泌…

花粉症とは花粉が原因で起こるアレルギー疾患

花粉症は花粉が原因で起こるアレルギー疾患の一種です。鼻水や鼻づまりくしゃみなどの風邪に似た症状があるアレルギー性鼻炎や、目のかゆみや充血などが生じるアレルギー性結膜炎がよくみられます。1960年代にスギ花粉症が報告されてから増加の一途をたどっ…

湿気を逃がしてカビ・ダニを減らす

梅雨時は湿度が上がります。湿度が65 %以上、気温が25度前後になると、ダニやカビが好む生息環境になります。ダニは、死骸やフンなどがアレルギーの原因になりやすいです。一部のカビも、人が吸い込むと、ぜんそくやシックハウス症候群を起こしたりする恐れ…

カビの病気予防は水回りと換気の掃除を

梅雨は、カビが繁殖するのに絶好の季節です。気温が上がり、ジメジメして、家の中の空気もよどみやすいです。カビが原因の病気で、6~10月頃に増えるのが、夏型過敏性肺炎です。トリコスポロンという菌を吸い込むことで起こります。アレルギー性で、空せきや…

アスペルギルス菌には注意が必要です

カビの中で病原性を持ち、人に感染するのはごく一部です。すぐ思い浮かぶのは、水虫。白癬菌という糸状のカビが皮膚に付着し、足の指の間などに感染すると水虫、股間部だとインキンタムシと呼ばれ、かゆみや痛みに悩まされます。空気中に普通に存在し、吸い…

風通しを良くして、カビの感染症の予防を

梅雨に入ると、じめじめして、台所や風呂場などでカビを目にすることも少なくないですす。食べ物のカビはもちろん要注意ですが、カビは知らないうちに体内に入り込み、病気を引き起こす原因になります。カビは目に見えないですが空気中に浮遊しており、その…

太ももを鍛えて、筋力低下を防ぎましょう

好ましい歩き方に直結するのは、足の筋力です。衰えると、足の蹴り出しが弱くなって歩幅が狭くなったり、足が十分上がらずに、すり足になったりします。東京都健康長寿医療センター研究所(東京都板橋区)の研究部長で、花王の歩行解析装置の開発にも協力した…

1日2.2~2.5リットルの水分補給で熱中症対策を

「高齢者は熱中症になりやすい。水分補給には特に気をつけてほしい」京都女子大学名誉教授(運動衛生学) の中井誠一さんは、そのように強調します。熱中症になりやすいのにはいくつか理由があります。1つは暑さに対する感度が低下している点です。若い人は暑…

自家製経口補水液で熱中症対策を

気温が高くなる夏。熱中症対策の柱は汗で失われる水分の補給です。汗をかくと、体からは水分だけでなく、塩の成分となるナトリウムなどミネラルも失われます。その際に真水だけ飲むと、これらの濃度が低下し、吐き気や筋肉のこむらがえりなどが起きることが…

熱中症の応急処置

熱中症といっても、めまい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉痛といった症状の軽いものから、頭痛、吐き気、けいれん、意識を失うといった重症まで様々です。帝京大学教授の三宅康史さんは「暑さで具合が悪くなったら、迷わずに熱中症と思って応急処置などしてほ…

熱中症予防は、こまめな水分と冷房を

熱中症の患者を年齢別にみると、10代が圧倒的に多く、ほとんどが運動中に発症しています。大半は軽症で、年齢も若いために回復も早いです。重症化を警戒すべき年齢層は、幼児と高齢者です。幼児は体が十分に発達していないため、体温調節が上手にできません…

天気を把握して熱中症の予防を

6~9月に「日射病」など熱中症の症状を訴えて病院を訪れた人は国内で毎年平均約33万人もいます。厚生労働省が管理する過去5年分のレセプト(診療報酬明細書)を分析してわかったもので、2013年には、関東地方の梅雨明けが平年より約2週間早かったことから、40…

ミョウバンとくず粉でいい汗を

一番悩まされるのが、わきの汗です。デオドラント製品販売のシービック(東京都港区)の20、30歳代を対象にした調査によると、自分のわきの汗を気にしている人が84%、他人のが気になる人が76%もいました。肉の摂取量の多い欧米人に比べると、日本人にわきがの…

いい汗をかいて熱中症対策

熱中症になる人が近年、増えています。気になるのが、炎天下の戸外でなく、普通に生活している人の「室内熱中症」や、高齢者の死者も出た「睡眠時熱中症」です。「最近の熱中症は、クーラーの普及で汗をかくことが減り、汗腺が鈍った体温調節障害ともいえま…

リンパを流すして免疫力アップ

リンパの流れを良くして体内の老廃物を除去する「リンパマッサージ」が人気です。しかし、医学的に疑問が残る方法をリンパマッサージと称し、料金をとる業者もあります。そこで、日本リンパ学会理事長で信州大学名誉教授の大橋俊夫さんにリンパの基礎を学び…

運動直の後に乳製品を摂って筋肉をつけましょう

筋力は20歳代をピークに、30歳代から10年ごとに5~10%衰えますが、運動直後に乳製品を摂取すれば、効率良く筋肉を増やすことができます。信州大学教授(スポーツ医科学) の能勢博さんによると、ややきつい運動の後は、エネルギー源として筋肉に貯蔵されている…

乳酸菌が歯周病やストレスにも効果が

ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌の効用は、整腸作用にとどまりません。1つは、免疫力の向上があげられます。白血球の一種で、体内への病原体の侵入を防ぐナチュラルキラー(NK)細胞を活性化させます。健康な高齢者がヨーグルトを食べた後インフルエンザなどの…

乳製品で脳卒中を予防しましょう

牛乳、ヨーグルト、チーズなど、私たちの日常生活に身近な乳製品ですが、脂肪やカロリーを心配する人もいると思います。しかし生活習慣病の予防など健康に役立つ様々な効用が知られています。発症すると、半身まひなど、要介護状態の最大の原因とされている…

善玉菌を優勢にして腸内環境を整えましょう

「菌活」という新語を見聞きするようになりました。善玉菌を優勢にして腸内環境を整え健康や美容を手に入れることです。「菌活の究極の目的は、良いうんちを出すこと。大便は字の通り、体からの、特に腸からの“お便り”ですから」。理化学研究所の辨野義己さ…

ビフィズス菌を増やしましょう

腸内細菌は、年齢とともに増減しています。無菌状態の胎内で育った赤ちゃんは、産道を通過する時にその周辺にいる細菌を飲み込みます。それが生後初めての腸内細菌として増殖していきます。母乳やミルクを飲み始めると、善玉菌の代表のビフィズス菌が圧倒的…

腸内細菌の話

人間の大腸内には、約1.5キログラム、600兆~1000兆個もの細菌がすんでいます。「 腸内細菌は、健康に深く関与しています。しかし、日本人の腸内環境は悪化の一途をたどっている」。内外約8000人の便を調べ、「うんち博士」と呼ばれる理化学研究所特別招聘研…

笑うという行為が免疫力高める

「笑う門には福来たる」と言われますが、笑いに免疫力を高める効果があることも明らかになっています。がんや心臓病などの患者を含む18人について、漫才や新喜劇を楽しむ前と後に血液を調べると、7割以上の14人で、免疫力に関係するナチュラルキラー(NK)細胞…

乳酸菌が免疫機能を改善

体内への病原体の侵入を防ぐ「ナチュラルキラー(NK)細胞」。これを活性化させる食べ物として注目されているのが、乳酸菌です。英国の栄養専門誌に2010年、日本の研究結果が掲載されました。山形県舟形町と佐賀県有田町に住む健康な高齢者計約140人を2グルー…

NK細胞の働きを良くしましょう

疲れがたまると、体調を崩しやすくなります。原因の多くは、ウイルスや細菌などの病原体です。これらから身を守るためにも、体が備えている「免疫力」を高めたいです。免疫のバリアは全身に張り巡らされています。第一のバリアは、皮膚、そして気道や消化管…

足腰を生き生き保つ

加齢や生活習慣が原因で足腰が衰えるロコモティブシンドローム(ロコモ)の人は、予備軍も含めて推計4700万人とされています。 階段よりエスカレーターを使い、買い物も通信販売で済ませる便利な社会では、ますます体を動かす機会を失い、筋肉退化のリスクを高…

肩こりをとるストレッチ

仕事中は、パソコンの前に張り付き、暇さえあればスマートフォンをチェックする。 背中を丸めて画面を凝視していると、目の疲れに始まって、首、肩にじわりと不調が広がっていく。 こんな典型的な現代のライフスタイルが原因で、体がこり固まり、節々の痛み…

姿勢をよくする

年を重ねてもシュッと背筋を伸ばし、若々しくありたい。そう望んでも、加齢とともに体の柔軟性は低下し、姿勢の悪さや下がり気味のお尻が気になり始めます。 自宅で気軽にできる「家トレ」ブームは、何とか体形を保ちたいという人々の心理を映し出しています…